自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

ステレオ装置

中学になると友達も増えた。その中に学校に近かったり帰り道の途中に家がある友達がいた。
帰りに寄ったりして遊ぶことが増えてきた。
その中の一人の家に寄ったとき、リビングにステレオが置いてあった。


「スゲーな、ステレオか!ねえ、なんかかけてよ?」
「いいけど・・・俺は聞かないから親父のレコードしかないよ?」
「なんでもいいよ。なんでもいいから聞いてみたい。」


生まれて初めて、ステレオで音楽を聴いた。
クラシックだった。曲はどこかで聴いたことがある曲・・・としかわからなかったが、インパクトは凄かったことを覚えている。


当時、レコードプレーヤーは家にあった。しかし、ポータブル式のモノラル。
だから、こんな大掛かりなステレオ装置を見ることも初めてだった。
友達の家のリビングに置いてあった、セパレート・ステレオ。
まあ、今見れば骨董品レベルなのだろうが。


スピーカーが二つ。そして目の前に広がる音場。
スピーカーがひとつのモノラルラジカセやレコードプレーヤーでは決して味わえない低音の響き。


・・・ステレオが欲しい・・・

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