自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

ハイレゾ化?

せっかくCDが聴けるようになった新・ミニPC環境。今までやりたかったことをやってみよう・・・まずは、CDの疑似ハイレゾ化かな?
いろいろな記事を読むとCDをリッピングする際、アップサンプリングすることで音が良くなるって話。元々は普通のCD音源なんだがリッピングする時にアップサンプリングすると良いらしい・・・少し眉唾。


いくつか見つかったが、簡単そうなのが、dbPoweramp CDRipperを使う方法。
ただdbPoweramp CDRipperは、基本有料らしいがトライアル版で2週間ほど試用できる。
CDからリッピングする際、アップサンプリングでWAVファイルを作成して、Flacファイルにコンバートすればいいらしい。


見よう見まねでチャレンジしてみた。10分程度でCD1枚分の作業が終わった。
PCにUSB DACを繋いで作成した「ハイレゾ音源(Flac)」とCDの聴き比べをしてみる。
今回使用したCDは「SAVANNA HOTLINE/NATIVE SON」。
発表されたのは1979年。アルバムタイトルの SAVANNA HOTLINE は、確かマクセルのカセットテープのCMに使われていたかな?イントロがカッコよくて、フュージョン・・・ジャズほど重くなく抵抗なく受け入れた記憶がある。今聴いても古さを感じない。


・・・たまたま手元にあったというのが本当の理由だが。


現在、PCには再生ソフトがいくつかインストールしてあるが、一番色付けが少なそうな、メディアプレーヤーを選んだ。
まずはCDを聴いてみる。やっぱり一番耳になじんでいる SAVANNA HOTLINEがいいな。
イヤーフォンはIE80Sを使ってみる。細かな点を聴き比べるのには良さそうだ。


イントロが始まる・・・いつかテレビで見たアフリカの草原の朝焼けをイメージしてしまう。やはりCDだといつもの圧縮音源とは違う。キレがいいというかサックスも伸びやか。ドラムも抑えた感じはするがタムもコンパクトながらしっかり定位している。
やっぱりNATIVE SON ってカッコいい。CASIOPEAみたいな派手さはないけど俺好み。


では、アップサンプリングしたほうを聴いてみる。


気のせいだろうか?うまく言えないが、一枚ベールをはがして全体的に重心が下がった気がする。さらに先ほどのアフリカの草原を少しズームアップした感じ。
各楽器はより粒だって聴こえる。
・・・聴こえなかった音が聴こえる・・・というのはこういうことなのだろうか?


とにかくCDの印象とは少し違って聴こえるのは確かだ。
IE80Sは俺の中では、正統派で派手さはないがニュートラルな音を聴かせてくれると思っている。しかしこの音源だと派手さが加わりキレも良くなる・・・そんな印象だ。


そもそもオーディオは自己満足の塊だと思っているが、アップサンプリングをすることで埋もれていた音を少しだけ聴こえるようにしてくれる。そんな印象を持った。


数年前なら・・・「よし!全CDをアップサンプリングするぞ!」となったかもしれないが、さすがにそこまでする気力も体力もなさそうだ。


もっともWALKMAN X1060には「DSEE」、Xperia5Ⅲには「DSEE Ultimate」が搭載されている。またPCソフトのXアプリには「DSEE」、Music Center for PCには「DSEE HX」の機能がある。このDSEEが再生時に圧縮音源の補完処理をして高音質化するらしい。


実際、各機器やソフトでこのDSEEを有効にすると高音域が増強される傾向がある。
いままで訳も分からず、DSEEを使ってきたが実はありがたい機能だったわけだ。


気が向いたら、アップサンプリングとDSEEの違いを確認してみようかな?

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