自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

やっぱり良い音がする

最近 、中華イヤフォンばかり聴いている。

何か刺激が欲しくて少し刺々しくても玄武を有線で聴いたり、朱雀を無線で聴いたり。

まあそれなりにエンジョイしていると思っていた。


で、久しぶりに、WF-1000XM4を繋いでみた。

手に入れてから約3年になるが今のところバッテリーも問題も起きていないし・・・使ってないからわからないか。

何故かイヤピースがマッチしない。とりあえず、オリジナルのイヤピースに変えてみる。

入手直後は何故か相性がイマイチだったのだが・・・不思議とピッタリフィットする。

・・・耳の孔の大きさが変わった?


そして音を出して改めて感動した。


せっかくなので八神純子をチョイスする。

2020年にリリースされた「moon years」

アルファ・ムーン レーベルの楽曲ばかりを集めたベスト盤。


相変わらずのハイトーンボイスだが、初期の頃とは違ったノリの良い曲が続く・・・

「みずいろの雨」や「思い出は美しすぎて」とは異なり渡米の影響が色濃いと感じる。


さて、WF-1000XM4から聴こえてくる音は高音から低音までバランス良く、中華イヤフォンで感じていた荒々しさがなく、あくまでも「忠実」と感じる。

あまり好きな言葉ではないが・・・「優等生」

と表現するのがピッタリなのかもしれない。


最初からノイズキャンセルがONになっていたためしばらく気がつかなかったが、かなり効果があると思った。今更の話にはなるのだが、おそらくイヤピースはフィットしたせいで遮音性が上がりより効果を感じたのだろう。


結果オーライなのだが・・・そもそも耳の孔や耳の形ってそんなに変わるものなのだろうか?

不思議だ。

俺にとっての「歌姫」

「歌姫」というと・・・古くは?美空ひばり、最近では浜崎あゆみ、MISIA、宇多田ヒカル・・・世代や年代で様々なアーティストの名前があげられる。


歌姫の条件・・・そんな面倒なことは考えたくないが、自分の中での基準は・・・歌唱力、楽曲が最低条件と考える。もう一つ加味するとしたら「変わらない歌声」。


J-POP、ニューミュージック・・・普段聴く音楽はこの辺りが中心となる。
曲と歌詞で素晴らしいと感じる楽曲・・・圧倒的にYUMING。
懐かしさも新しさも思い出も・・・全てが彼女の楽曲の中にある。世代といえば世代が大きく影響していると思うが「あの頃」「あの時」・・・思い出に寄り添うように歌が存在している。


しかし・・・残念ながら歌唱力という点で歌姫には選べない。


高校生の頃、毎晩ラジオの深夜放送を聴いていた。定番といえば「コッキーポップ」から「オールナイトニッポン」の流れ。
そして「コッキーポップ」でよく流れていたのが・・・八神純子


「思い出は美しすぎて」「みずいろの雨」は初期のヒット曲といえると思うが、「ザ・ベストテン」などの歌番組で露出が増えたのもこの頃。


地方出身の俺には「コンサート」はハードルが高かった。しかし就職して上京し、一度だけ彼女のコンサートに行く機会があった。彼女の歌を聴くようになって10年以上過ぎていた。
メディアへの露出が減り、彼女は結婚して活動拠点をアメリカに変えていた。
ありがちな話として・・・久しぶりに聴いたら・・・キーが下がっていた。なんて事が。


ところが・・・ホールに響く彼女の歌声はあの時と何ら変わらない。むしろ歌声に艶があり円熟を感じた。


あの頃は音源といえば、レコード、CD、テレビ、ラジオ。今のようにYouTubeで配信を観たり聴いたりすることは出来なかった。


少し前の話だが・・・YouTubeで最近の彼女のライブ映像を観ることがあった。
60歳を過ぎてそれなりに歳を重ねたことを感じる。
・・・さすがに昔のキーでは歌えないんだろうな・・・


しかし聴こえてきたその歌声は・・・昔と同じキー、歌い方は昔のままとは言えないがあの頃より明らかに進化している。
普段から八神純子は聴いているが・・・音源は昔のもの。残念ながら最近のアルバムは買っていない。つまり頭の中にある歌声は・・・あの時のまま。


なのに、聴こえてきた歌声は・・・変わっていない。


彼女のアルバムで一番好きなのは「夢見るころを過ぎても」。
そして一番好きな曲は・・・「touch you tonight」


 久しぶりに、ベストでも聴いてみるかな。

ガメラ VS イリス

最近、ガメラ リバースが配信された。
ガメラとの出会いは、6か7歳の頃、映画館で観た「ガメラ対ギャオス」
時は流れ・・・平成ガメラ三部作。その最終作、「ガメラ3 邪神覚醒」
その中で、ガメラを「玄武」、イリス(ギャオス)を「朱雀」に見立てる場面がある。


前置きが長くなった。以前購入したイヤフォン「玄武」だが、結構気に入って使っている。
ある日・・・同じメーカー「TRN」から「朱雀」が発売されていたことを知った。
玄武が約5,000円だったが、朱雀は約6,500円と少々高い。
たまたま手に入れたポイントを使って・・・ポチッとしてしまった。


・・・ガメラ(玄武)を持っているのだからイリス(朱雀)も買わないと。


注文の翌日に届いた。本体デザインは・・・玄武が小さなハニカムをあしらった感じ。
対して朱雀は三枚の翼をデザインした感じ・・・個人的にはやっぱりガメラとイリス・・・を想像してしまう。


玄武と同様、朱雀もリケーブル対応。付属ケーブルは今まで購入したこの手のイヤフォンの中では若干太目・・・だが、非常に柔らかい。多分、一番良いかもしれない。
プラグ側は変換対応で先端を差し替えると平衡・不平衡を変えられる・・・が、付属はしていない。3.5mmのステレオ・プラグのみが付属。


さて、音は・・・まだエージングが済んでいないが、とりあえず聴いてみる。
予想通り?期待通り?・・・シャキシャキとしたクリアな音。
12mm角の平面ドライバで構成されているおかげか、意外とパワフルな低音である。
・・・これならいけるか?


そう思って、頭を下に向けて・・・愕然とした。右の音が小さくなる。
イヤピースを変えてみる。やはり同じだ。
慌てて玄武に変えてみる。同じように頭を動かしても変化はしない。安定して音が出る。


・・・俺、やっぱり耳の形がおかしいのかな・・・


少し右側のユニットを回してみる。ゆっくりと時計方向へ。
ケーブルが耳掛けタイプなので耳たぶにかかる部分で位置は決まるのだがそれを少し変えてみた。今までその位置がベストポジションと思い、変えることはなかった。
時計回りに・・・反時計回りに・・・少し回すと・・・良いみたい。


ユニットの音の出口・・・ダクト部分は角度がついているから少し回すことで頭を下げたり動かしたりしたときの耳穴の微妙な変化に影響されていた。
少し回して耳穴に対して角度が変わって・・・その影響が回避?小さくなったのでは?


先入観というか、固定概念というか・・・単に頭が固いだけか?
この位置で装着する・・・いつの間にかそうしなければいけないと思い込んでいた。
装着向きを少し変える・・・回転するだけで今まで不安定だった音の聴こえ方が、あっさり解決した・・・ほんと頭が固くなったなぁ。


まあこれで今までの不満・不安が解決した・・・のだろう。


朱雀の音についてはエージングが進んだところで改めて確認ということで。