どっちが良い音?
カセットデッキが2台になったことで、編集が可能になったが、ここでまた問題が。
どっちを送り出しにすれば音の劣化をおさえられるか?
これは試してみるしかないな。
しかしここで不思議な現象が。
それぞれのデッキで、録音・再生するにはそこそこ良い音で録音できるのだが、TC-K7で、録音して中古のデッキで再生する。何かこもった音になる。その逆もこもった音になる。
専門書なので調べてみた。
ここで磁気テープと磁気ヘッドの関係でアジマスがずれていると、特に高域で減衰が起きる。
つまり、TC-K7と中古のデッキではアジマスがずれているらしいことがわかった。
じゃあ、アジマスを合わせれば解決するのでは?
しかし方法がわからない。下手にさわって壊してしまったら・・・
以前、訳もわからずネジを緩めて動かなくしてしまったSTUDIO 1900の一件を思い出した。
・・・でも、今度は理屈もどこを触ればいいかわかっている。きっと大丈夫・・・多分、大丈夫。
中古のデッキにテープを入れないでプレイボタンを押すと磁気ヘッドみえる位置に出てきた。
片側が固定のネジ。その反対がスプリングを挟んだネジになっている。
調整するところはわかった。でも測定器もないしどう調整すればいいんだ?
悩んだ結果、耳を頼りに調整することにした。
方法は、出来るだけ高音域の多い楽曲を再生しながら・・・
で、思い付いた。そうだ!FMの局間ノイズ、ホワイトノイズをTC-K7で録音して、それを再生しながらアジマス調整すればどうだろう?
測定器もテストテープもないけれど、2台のデッキのアジマスはなんとか合わせることが出来た。
これでなんとか編集は出来るぞ!