自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

普通の女の子?

高校生の時、ひょうんな事からキャンディーズの話題になった。
当時、仲良くしていたクラスメイトがキャンディーズのコンサートに行くと。
名古屋でコンサートがあるとのことだが、それは例の「普通の女の子に戻りたい」の一件の後のことだった。
そうか、これでキャンディーズは見納めになるのか。


当時、地元でコンサートなどはあまりなく、あっても演歌歌手。
自分の認識の中では、アイドルのコンサートに行くことは海外旅行と同じレベルだった。
だから、うらやましいと言うより、まったく別次元の話として考えていた。


それからしばらくして・・・1977年12月だったと思うが、その友達からレコードをテープにダビングしてほしいと話があった。
「CANDIES 1676DAYS ~キャンディーズ 1676日~」LP盤、5枚組のBOX SETだった。


「俺とあいつで二人分頼むよ!お前もダビングしていいからさ!」
もちろん、二つ返事で引き受けた。それから約1週間、3人分のダビングが始まった。
実はそのアルバム、一度も針を落としていないとのことで、扱いにはかなり気を使った。
家族にはあまり知られたくなくて、いない時間や勉強にかこつけて深夜に作業した。


そして友達には、レコードと完成したっカセットテープ、二人分で10本を渡した。
手元にはダビングした自分の分が5本ある。カセットテープ代だけは実費でもらったかな?


さて、ここで何か特別の扱いをしなきゃと考えた。
以前、SONYからカセットテープ6本をアルバムのように扱えるものが売っていたのを覚えていた。そうだ!これにまとめて保存しよう!
・・・実はダビングしたときに、普段聴くものと保存版を二組用意していた。


さらに・・・カセットテープ本体のレーベル部分には、雑誌などから切り抜いた写真を窓に合わせて貼り付け、正に特別版を作製した。
実はこの作業のほうが、ダビングより時間がかかっているのだが・・・


この「CANDIES 1676DAYS」は、形を変え、今はスマホのSDカードにデータとして残っている。


翌年、「ファイナルカーニバル」が発売されたが同じように依頼されたのは言うまでもない。

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