自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

ガメラ

平成ガメラ 第三作 邪神覚醒の中で、かつての平安京を守る四神にイリス(ギャオス)とガメラを例えるシーンがある。イリスが鳳凰、ガメラが玄武。
小学生に上がる前から、ガメラファンの俺にとってワクワクするストーリーだった。


Amazonで「玄武」を見つけた。
TRN XuanWu「玄武」・・・イヤーフォンである。
以前から気になっていた「平面駆動ユニット」を搭載したモデル・・・それが「玄武」である。本来ならすでに手に入れていたはずだが、土壇場でイン・イヤーモデルに鞍替えした。


・・・実は数日前からウズウズして仕方なかった。
もう少ししたら、もう少し我慢したら買うつもりでいた・・・でも、我慢できなくて・・・ポチっと。そして昨晩、届いた。


どこが玄武なのか?何が玄武なのかは知らないが・・・本体のデザイン・・・気のせいか、ガメラの甲羅に見えてくる。黒色のボディに金色のライン。そしてハニカム形状のデザイン・・・これが甲羅をイメージさせる。


TRNについては続けて購入しているせいか、不思議な安心感がある。
そうそう付属品などの漏れがないか確認して、ケーブルを接続する。
まずはX1060に接続して聴いてみる。


・・・これは良い!


これが最初の印象。ワイドレンジは間違いないが、平面駆動のおかげか、それともBAとの相性がいいのか、俺好みのタイトな低音を奏でる。
試しに「BLACK JOKE/CASIOPEA」を聴いてみる。アルバム「THUNDER LIVE」からだ。いきなりのハイスピードのドラムがぐるぐる回る。流石、十手観音こと神保彰。
バスドラが気持ち良いくらいタイトに決まる。


それならばと、再生機をXperia5Ⅲ二変えてUSB DAC+バランス接続で聴いてみる。
・・・うーん、なぜか高音域・・・の上の方が気のせいか不快に感じてしまう。
タイトなドラムは健在なのだが、タイトすぎるというか耳が痛くなる感じさえする。


一旦、最初のアンバランスに戻してみる。
うーん、こっちの方が聴きやすい。バランスだと誇張されすぎるのだろうか?
アンバランス接続のUSB DACもあるので、そちらも試してみる。
若干落ち着いた感じだが、やはり誇張されている気がする。
トータル的には、普通にヘッドフォンジャックから繋いだ方が良い感じだ。
不思議だ。接続方法としては今まで最高と考えていたUSB DAC+バランスがいまいちになるとは。


とりあえず、Xperia5Ⅲのヘッドフォンジャックからアンバランス接続で聴いてみる。
定位そのものはやはりバランス接続に一歩及ばないものの全体のバランスはこっちの方が良いと感じる。
音源を変えてみる。八神純子のボーカルは力強く、しかも繊細に表現してくれる。
続いて松田聖子。ハスキーさがなんだか色っぽい。
イレギュラーだが中森明菜を聴いてみる。「サザン・ウィンドウ」、「DESIRE」を聴く。
ボーカルの定位もいい。ステージのセンターで歌ってくれる。相変わらずバスドラはタイトに決めてくれて気分も乗ってくる。


ワイヤレス・ユニットも繋いでみた。

このユニット・・・Bluetoothリケーブルは旧式。最新のものも発売されているので乗り換えたいところだが、1万円近い金額のため、おいそれとはポチっと出来ない。たぶん近いうちに・・・ポチっとしてしまいそうだが。


旧式とは言え、なかなか鳴らしてくれる。決して悪くないが、スペックを見てしまうと先入観で耳がフィルターをかけてしまいそうだ。


出来るだけ心をフラットに・・・

出来るだけ先入観を殺して・・・


多少レンジがナローになるもの、全体の傾向は変わらない。神保彰のドラムはやっぱりぐるぐる回ってくれる。そして多少後ろに引っ込んだ感じはするもののタイトなバスドラは心地よい。

X1060と繋いでも音量不足は感じるがありがたいことにそこ傾向は維持してくれているようだ。


考えてみたら数千円の買い物、数回でここ数ヵ月楽しい思いをしている・・・世間からみたらローエンド・オーディオ・ファンなのかもしれないが、これはこれで十分有りだと思っている。

目指せ!ローエンド・マスター・・・ってところだろうか?

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