自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

スピーカーの改善?

スピーカー周りの話。

田舎にいたときは市内に電子パーツを扱っている店舗などなかった。正確にはあったが小さな店でオーディオに利用できるパーツなど皆無だった。


それでも音質向上には少しでも何か出来ないかと、色々試した。

まずは、スピーカーケーブル。しかし、どうやら専用のスピーカーケーブルなど手に入らない。

それで目を付けたのが、ホームセンターで手に入る普通の電線だ。自宅のアンプとスピーカーの距離は1m程度。余長を考慮して1.5mとした。

現状は付属していたケーブルなので、5mほどあった。単純に3重にする。つまり現行のケーブルから考えると長さは約1/3。さらに3重にするので単純計算して現行より約1/9の抵抗値になるはずだ。


買ってきたケーブルを三つ編みにして、1.5mを二本作成。三つ編みの方法は母親に教えてもらった。

編んでいくと思いの外、固く仕上がり良い感じ。

両端は心線を間引くようにして、スピーカー端子に収まる太さに仕上げる。

処理はハンダ付けとも考えたが、ハンダそのものが悪影響を及ぼすようなので、捩っただけにした。


次に手をつけたのは、スピーカー内部の吸音材。

ずっしり重いスピーカーを前に出して、正面のスピーカーを下にして裏面を上に。

6ヶ所のビスを緩め、裏板をはずした。

スピーカーユニットが3つ見える。ツィーター、スコーカー、ウファー。そしてアッテネッターがあった。それ以外は、グラスウールだと思われる吸音材。

出来るだけタイトな低音が望みなので、吸音材を増やしてみる。しかし、最初に書いたように専門店はない。そこで使った吸音材は・・・綿である。

しかも、古くなって捨てるはずの布団から引っ張り出した。古い布団から取り出した綿は、煎餅布団だったため適度に固さがある。さらに薄く剥がすことが出来たため、なんだか追加する吸音材としては最適に思えた。


厚さ1cmくらいの厚さで既存の吸音材の内側に出来るだけ均等に張り付ける。貼り付けには木工用ボンドで固定した。

作業を終えると、元通りに裏板をネジで締め付ける。


三つ編みのスペシャル・ケーブルをアンプ側に。

反対側をスピーカーに取り付ける。

そして、試聴へ。


低音が引き締まっている・・・ように聴こえる。

いつも聴く音量より少しあげてみる。

おそらく本当の音質向上よりも精神的な達成感が大きかったことは間違いない。


でも、俺は満足したから・・・まっ、良いか!

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