スマートフォン
友人が、iPhone 3G を買った。
以前からApple製品には興味があった。
Windowsを使いながら、横目でmacを見てきた。
WALKMANを使いながら、知人が使っているiPodを気にしていた。
ある時、音を聴かせてもらったことがある。
・・・俺には、無理だな。この音は合わない。
なんだか感覚的にそう思った。
良い音とか悪い音とかではなく、つまらなく感じてしまった。ワクワク感がなかった。
事実、当時のApple製品の音質はオーディオファンには敬遠されていたのではないだろうか?
聴ければ良いというレベルで音楽を聴いていた方は満足していたのかもしれないが。少なくとも俺には良い印象はなかった
そんなこともあって、iPhoneではなくAndroid機種を選ぶことになった。ガラケーはずっと SONY ERICSSON だったから、スマートフォンもその流れで。
「XPERIA X10」まだAndroid、 いやスマートフォンがどんなものかもわからないまま、この機種を手にした。当時のAndroid機は、スマートフォンとして見たとき、iPhoneには及ばない部分が多かったと思う。それでもAndroidを選んだ理由は、未成熟だったのかもしれない。良く言えば、伸び代が多いとでも言えば良いのだろうか?
その頃、WALKMANは、Android OSで動作するようになってきたこともあって、自分にとっては電話の出来るWALKMANにしたかったのかもしれない。
X10にインストールしたアプリは、音楽プレーヤー系が多く、音楽を聴く行為より、どのアプリが良い音で操作性が良いかなどと日々考えていたのだから。
こうして、WALKMANより、スマートフォンが音楽を聴く中心になっていった。平日は4時起き。帰宅は21時過ぎ。音楽を聴く時間も自然と通勤時間の中となり、スピーカーで音楽を聴くことさえなくなってしまった。
スピーカーで音楽を聴くなんてこのままだと隠居の身になるまで無理かも。