自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

King of Pops

80年代のポップスを語る上で、この人を忘れてはいけない。
King of Pops Michael Jackson である。
この人を初めて知ったのは「ベンのテーマ」だ。
前作の「ウイラード」は、パニック映画だったので、観ていないが、続編の「ベン」は観た記憶がある。といっても小学5年生か6年生なので、ストーリーは覚えていない。しかし、エンディングに流れるベンのテーマは鮮明に覚えている。
だからこそ、その後の大いなる変貌はショックだった。


話は、一気に「Thriller」に飛ぶ。
社会人1年生の安アパートのモノクロテレビから流れてきた、ノイズだらけのPV。
そのPVを、キレイな映像で観たくて、そのアルバムをステレオで聴きたくて、あの頃は夢中になった。


あれから、洋楽の中心には必ず Michael Jackson がいた。「Thriller」だけでなく「Bad」「Off The Wall」と、買い集めた。
PVも、Beat it、Billie Jean、Smooth Criminal・・・やっぱ、マイケルはすごい!


そして、1985年、USA For Africa - We are the World を観て聴いた時には、正直、驚いた。
今まで、聴いてきたアーティストが一堂に会して同じ場所で同じ思いでひとつの歌を歌う。
ライオネル・リッチー、スティーヴィー・ワンダー、ポール・サイモンから始まって、勿体ないくらいのワンコーラスでアーティストが入れ替わる。
何度見ても鳥肌が立つ。そして、レイ・チャールズがラストパート。
ここでも大きな役割をマイケルは務めている。もっとも、クインシー・ジョーンズがプロデュースしたことが大きいともいえるのだが。


そもそも、このUSA For Africaは、ボブ・ゲルドフが提唱したバンド・エイドに触発されたとされているが、正に音楽には国境も差別もないことの証明なのかもしれない。


さて、その後マイケルは度々の手術などで肌の色も顔も変化していくが、その中身はまぎれもなくMichael Jacksonだったと思う。シャイでナイーブ。でも、音楽やステージにはヒストイックな姿勢。才能だけではなかったんだと思う。



それなのに、2009年、悲しい知らせが。
2009年6月25日 Michael Jackson はこの世を去った。


フレディ・マーキュリーは45歳。ジョージ・マイケルは53歳。プリンスは57歳。
そして、マイケル・ジャクソンは50歳。


この世を去って時間は過ぎたが、今でも彼らの歌声が聴けることに感謝。

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