自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

サラウンド

ステレオで音楽を聴く。そもそも、「ステレオ」って、名称なのか?
正しくは、ステレオ装置とか、ステレオ機器というのだろうか?
左チャンネル、右チャンネルの2つのチャンネルで録音して、再生も同様に2つのチャンネルのスピーカーで再生することで再現する。というのが、基本的なことと考える。


ビデオからレーザーディスク、テレビの大型化やプロジェクターの登場で、映画を家で楽しめる時代となってきた。そんなころ、音響についても変化があった。
サラウンドの登場である。
まだまだ、オーディオアンプも音が中心で、映像に関しては複数の映像機器を接続して、テレビやモニターに選択した機器の映像を映し出すといった、セレクター機能程度がやっとだった頃の話。


雑誌で知った、疑似(簡易)サラウンドの方法を試したことがあった。
その頃、所有していたプリメインアンプ(AV対応、型式は・・・不明)には、2つのTAPE、2つのVIDEOが接続出来たと記憶している・・・記憶があいまいだ。
カセットデッキは2台、ビデオデッキは3台(EDベータ、S-VHS、Hi8)があった。入出力端子がたらないため、別途AVセレクターを使用していた。
さて、疑似サラウンドとして本来は同型スピーカー4本が必要なのだが、そこはあるもので済ます。メインで使っているスピーカー、YAMAHA M10 と、FOSTEX FE83 で自作したスピーカーを使用した。


住んでいたのは、木造モルタルのアパート。正面のメインスピーカの位置はそのままにして、後ろ側の少し高い位置に、リア・スピーカーを設置。配線は雑誌を参考につないでみる。いわゆる、スピーカー・マトリックス接続という方式で簡単にサラウンド効果が得られるらしい。


そうはいっても、通常の音源では、ぼんやりと音場が膨らむ感じであまりうれしくない。
雑誌などで音響効果が凄いと評判だった、プラトーンかトップガンのレーザーディスクを借りに行った。あいにく、プラトーンはなく、トップガンを借りることに。
トップガンは映画館で観ていたので、観たことのないプラトーンが良かったのだが。


音響的に効果が感じられそうな場面は・・・やっぱり、ドッグファイトのところだな!
本編内容はわかっているので、早送りして、ドッグファイトの場面まで。


少し前まで戻して、いつものリスニングポジションに座る。
ボリュームを少し上げてF14と敵機MiGの音に集中する。
・・・「確かに、今までの2チャンネル・ステレオとは違うぞ!」


でも、広がっているのはわかるし、なんとなく戦闘機も前から後ろへ、後ろから前へ・・・
音はそう聴こえる・・・気がする。


・・・音場が広がっているのは、確かなんだがなぁ。
これはこれでありなんだろうけど、普通の音楽聴く時にはかえって邪魔になるなぁ。


音楽鑑賞は趣味だけけど、映画鑑賞はそれほど興味がないからなぁ。
・・・当時はそう思っていた。

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