自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

WF-1000XM4

久しぶりに、まとまった時間が取れたので、WF-1000XM4を使ってみた。
実は、去年の誕生日に長女からプレゼントされたものなのだが、音楽プレーヤーとして、WALKMAN X1060に触れる機会が多く、必然的に有線ヘッドフォンを使っていたため。
もちろん、WF-1000XM4は使ってみたが、本腰を入れての使用は少なかった。
ノイズキャンセリング効果、L-DACなどの音質の良さは確認済みなのだが。


最初に聴いた時の印象、これが俺にはあまりに優等生すぎるというか、何か刺さるものを感じなかった。遠ざかっていたひとつの理由なのかもしれない。
今回、ローカル線、新幹線、ディーゼル車両と乗り継いだこともあり、ノイズキャンセリングの効果も確認してみた。


ローカル線でのノイズキャンセリング効果は、やはり凄いと思う。
特にトンネルへ入る前と入った後ではバックグラウンドノイズに大きな差が感じられなかった。つまり、十分にノイズキャンセリングが働いているということなのだろう。
新幹線の場合も概ね良い感じでノイズが消えてくれる。
しかし、新幹線の場合、気圧の変化がイヤフォンをしていないときに比べ、より影響するようで何回か、耳抜きを行った。イヤーピースがきちんと密閉しているからなのだろうか?
最も乗車した北陸新幹線はトンネルが多いこともあって気圧の変化は多いと思うのだが、同行した他の人からはそんな話は出ていなかった。もしかして個人差なのだろうか?


ディーゼル車両の場合、明らかにノイズの性質が変わるのだが、それでも車両ノイズは良く抑えられていると感じた。車両によるノイズの違いはノイズキャンセリングの下では関係ないということだろうか。流石である。


専用アプリによる、アクティブサウンドコントロールの使い勝手は良いと思う。
特に、乗車、降車、徒歩による移動、再び乗車と、変化する行動に合わせて、ノイズキャンセリング、外音取り込みと、自動で切り替わってくれるため、両手に荷物を持っての移動時などに不自由は感じなっかった。非常に快適である。


と、ここまでは機能的な部分で便利に感じた部分を書いてみたのだが。
聴こえてくる音は良い音なんだけど、何かが違う気がしていた。
うーん、聴き流すには良いんだけど、じっくり聴こうとすると何か物足りない。。。


家に帰ってから、ふと思いついたのがアプリによる音の違い。
基本的にイコライザーなどは使わない。出来るだけそのままで良い音が聴きたい。
そこで、アプリを変えて試してみる。
常用しているのは「USB Audio Plyer Pro」だが、まあここはSONYなので、「ミュージック」と「MUSIC CENTER」を試してみる。


そもそも「USB Audio Plyer Pro」は、USB DACを使うために使用しており、Bluetoothについてはどの程度の実力か確認はしていない。


結果としては、一見大きな違いは感じられなかったが、「MUSIC CENTER」、「ミュージック」ともに、ボーカルがわずかに前に出てくるように感じた。
チェックしたのは、「LOVE’S ON FIRE/山下達郎」だが、ボーカルが聴きやすく前に出てくるのは、「MUSIC CENTER」だと感じた。
テストソースは、八神純子と松田聖子なのだが、最近は無意識にこの曲を選んでいる。


実際のところ、わずかの差であることと、アプリによって操作性が大きく変わることの方がストレスに感じてしまう。まあ、しばらくはこののままということだろうか。


ノイズキャンセリングの効果は大きく没入感は大きい。しかし一方で、外音が聴こえないことの不安とリスクを考えると、家の外で使うことに抵抗を感じてしまう。


やはり、良い音は家で聴けということだろうか。

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