自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

音楽の時間

今はイヤフォンをして音楽を聴きながら自転車に乗ると、道交法違反となる。
実は専門学生時代から、イヤフォンを耳に音楽を聴きながら、歩いたりしていた。
授業が終わり駅までの道すがら、常にイヤフォンが耳に。
友人と歩きながら話をするときも耳にイヤフォン。ただ、音量は極々小さい。
また、当時はカナル型などなかったので、いわゆるインナーイヤー型。それを若干浅めに付けると、外音もちゃんと聞こえる。なので、常にBGMを聴いている感覚。
もちろん重要な話の時などは、外して会話していた。
やはり、外音が聞こえない状態で外を歩いたり、自転車に乗るのは、怖くてしかたない。


一方で、外音をシャットアウト出来る、ノイズキャンセリング機能は素晴らしいと思う。
しかし、前記のように外音が聞こえない状態では怖いので、ノイズキャンセリングを使用するのは電車などで自分が移動しなくて良い時。座っている限り危険でないとき。


そう思っていたのだが・・・


ある日の帰宅時、乗り換えも済んで、あとは終着駅まで座っていればいい。
そう思って、ノイズキャンセリングON、ボリュームは若干大きめ。
カナル型なのでこの程度なら音漏れも気にしなくていいだろう・・・
そう思って音楽に集中し始めた頃だった。


突然「ドカッ」という響きで我に返った。体にもハッキリと伝わる振動。
周りを見渡すと、一斉に電車のドア付近を見ている。
慌ててそっちに視線を移すと、男性が倒れこんでいる。さっきの振動は、男性が倒れたときの振動だったようだ。年齢的には、自分とそんなに変わらないかもしれない。


幸い男性にケガなどはなかったようだが、それ以来、電車の中でもノイズキャンセリングを使うことに抵抗を感じている。何かあったら咄嗟に対応できないと考えると不安になる。


休日、自宅でひとりの時間が出来たときなど・・・本当はスピーカーで音楽を聴きたいがマンション自治会の通達で大きな音を出すことはクレームになるため・・・自宅でもヘッドフォン。ところがこんな時に限って、宅配が来たりする。


結局、家族がいる時でテレビなどを観ていてヘッドフォンから多少の音漏れがあっても邪魔にされない時間しかないようだ。
寝る前に寝床で聴くことも可能だが・・・
そのまま寝入ってしまって、ヘッドフォンを壊さないか・・・と、これもよろしくない。


どうして音楽を楽しむ時間が作れないのだろうか?
俺のタイムテーブルに1日1時間でいいから「音楽の時間」を作りたい。

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