自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

ジャスト・フィット

気が付けば、ヘッドフォン,イヤーフォンが手元に数種類・・・友人や子供たちにあげたりしているので、購入数はもっとある。
そして、イヤーピースの数はその何倍にも及ぶ。
以前は、種類毎に分けていたのだが・・・元々ずぼらな性格のため、今はまとめてビニール袋に入っている。
意外と同種のものを見つけるのに苦労していないのでこうなってしまったのだが。


以前、耳の話を書いたが、厳密に耳のコンディションは日々、違っていると思っている。
なので、結構、イヤーピースを変えることが多い。
極端な場合、音楽ジャンルで変えたりすることも場合によってはある。
また、ポジションが良くない場合、上向いたり下向いたりすると変化することもあったりで、案外苦労している。


数年前の話になるが、電車に乗って音楽を聴き始めたところ、下を向いたときに聴こえ方が変わった。そうなるとイヤーピースを変えたくなる。何種類か試した後、その日のベストが決まった。首を振ったり、下を向いても、上を向いても安定して聴こえてくる。


電車の中で、すっかり安心して心地よく音楽を堪能した。非常に満足だった。


電車を降りて、歩き始めた。イヤーフォンを外してケースに収納しようとしたとき、妙な違和感が。左の音が聞こえずらい・・・明らかに、左だけ聞こえる音が小さい。
ドキッとしたが、まずはイヤーフォンを片付けようと・・・片方、イヤーピースが付いていない。よく見ると、左側のユニットのイヤーピースが付いていない。


一瞬で全ての状況がわかった・・・なーんだ、イヤーピースが外れて耳に残っているのか!
と、慌てて左の人差し指を耳の穴へ・・・
慌てていたせいか、勢いよく指はイヤーピースを・・・さらに押し込んでしまった。
・・・ヤバい、取れなくなるぞ・・・


何度か試したが一向にイヤーピースは取れてこない。
・・・このままだと本当にまずいことに・・・
とりあえず、これ以上無駄にあがいても状況は良くならないだろう・・・


会社について、自席に着くと引き出しから、ピンセットを取り出す。
イヤーピースをピンセットで挟もうと何度かトライ。
そしてようやく、ピンセットで挟むことができてイヤーピースを取り出せた。


気が付いたら、暑くもないのに汗だくになっていた。


純正のイヤーピースなら、ユニットとイヤーピースはきちんと嵌合しているはずだが、その時はイヤーピースと耳の相性を優先したため、ユニットとイヤーピースはあまりフィットしていなかったが、耳とイヤーピースはジャスト・フィットしていたのだろう。


そんなことを経験しているのに・・・実は今でも時々やらかしてしまう。

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