自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

老化

還暦を迎え急に心配になってきたことがある。
まず、視力の衰え。実は60歳を過ぎても老眼の自覚があまりない。確かに年齢とともに視力が低下してきたことは否定できないが、割と小さな文字も普通に読めている。
特にスマートフォンの表示は以前とあまり変えていない。その画面を身近な人に見せると見えないという。別に無理して文字を小さくしているのではなくあくまで「標準」設定。
視力検査をするとそろそろ眼鏡を・・・と言われるようになってきたが、今のところ不自由は感じていないので裸眼のままだ。


最近気になっていたのは、パソコンのキーボードを打つとき「K」の入力だけダブることが増えてきた・・・人差し指が・・・震えている?少し不安になっていた。


ある時、Bluetooth接続のキーボードを試すことがあった。その時は普通に入力出来ていた。
試しにPCの「K」の入力を他の指で・・・やはりダブる。
なんのことはない。キーボードの方に問題があったようだ。


そのほか、膝の痛みや腰痛・・・さすがに身体中にガタが来ているのだろう。


そうなると心配なのは音楽鑑賞に欠かせない「耳」の状態だ。
人間ドックなどで聴力の検査は行っているが、あの検査は中音域と高音域が聞こえるか聞こえないかの検査であって「耳の性能」の検査ではない。
普段は・・・
「このイヤーフォンは高音域が少し・・・」とか
「やっぱりバランス接続は定位がしっかりしてる・・・」などと若い頃と同じつもりで感じているが・・・はたしてそうなのだろうか?


カラオケでたまに歌うことがあるが、高い声が出にくくなってきたことは実感できる。
しかし聞こえる音は昔と比べる術がないのではないだろうか?
音が記憶出来るほど音楽を聴いてきたわけではないからその都度変わる再生環境で良し悪しを決めている。


それしかないのだから悩んだところで何かできることもないし、かと言ってこのまま死ぬまで今のまま過ぎていくこともないのだろう。


自分よりもっと高齢のオーディオ評論家の先生やプロの音楽家はどうなんだろう?
もしかして・・・レコードのRIAAカーブやラウドネス曲線のような補正回路のようなものが脳の中にあって・・・などと考えてみたり。


いずれにしても元気なうちに沢山音楽を聴いて楽しむこと。
これしかないのかもしれない。


今日も耳が元気で音楽が楽しめることに感謝。

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