自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

ネックスピーカー 分解

使わなくなってしまったネックスピーカー。
その理由は二つある。ひとつは音質。お世辞にも及第点とは言いがたい。
もうひとつは音量。起動時のメッセージも大音量なら再生音量も大きい。ボリュームをゼロから一つ上げただけで十分な音量。
試しにFreStickと接続してみたが音が大きすぎて首に装着できない。うるさいのだ。


値段や筐体の材質から考えて音質の改善は厳しそうだがイコライザー出なんとかできる範囲かも。しかし音の大きさはどうにもならない。
逆に小さいのならなんとかなると思うのだが。
とりあえず中を見ないことには先には進めない。


若い頃、ラジオ・ラジカセの設計をしていたこともあってこの手の製品の分解はあまり苦に感じない。なぜだか不思議と分解方法がわかる。
このネックスピーカーも外観上ビスは見当たらない。しかし本体上側はネット・・・スピーカーネットのようになっている。なので本体下部との繋ぎ部分が分離できそうだ。隙間に爪を入れて見る。経験上、爪を使うのが一番傷を付けにくい。ただ、力を入れすぎると爪がボロボロになってしまうが。
親指の爪を入れて少しずつ力を入れていくと、思った通りネット部分は圧入されているだけだった。
本体はビス13本で固定されていることがわかった。ネジの頭は普通のプラスだ。
全てのネジを緩めると・・・まだ数ヵ所固定されているようだ。ツメによる固定もありそうだ。軽く本体をねじるとツメが緩んだ。隙間に爪を入れて少し力を入れるとようやく本体が上下に分離した。基板も見える。


さて肝心のスピーカー部分だが、意外にもパッシブラジエーターとなっていた。安価な製品だからそれなりの中身と思っていた。が、これは予想外。
・・・効果はあるのだろうか?
さらにバッテリーが見えた。想像以上に大きなバッテリー。


操作系が集中する右側の手前に基板があった。ネジを緩め部品のマウント側を見る。
可能性としてレベル調整用の半固定抵抗でもあれば・・・残念、ない。
少しで調整できれば今より音量を下げられるのでは・・・今時、ワンチップのモジュールにそんなものは付いていない・・・


ゲインコントロール用の抵抗を変えれば・・・しかしそうなると回路から調べないと。
・・・初歩的だけどスピーカーに直列に抵抗でも入れて・・・


いずれにしてもすぐに出来るものでもない。とりあえず、今回はそれがわかっただけで良しとしておこう。
元通り本体を組み立てながら考えた。
電源ONで聴こえてくる音声・・・おそらくBluetooth機器用の基板の流用だろうな。
だからこの値段でも商売になるんだろうな・・・ダイソー製品で聞いたような音だったからな。楽しみは次回に持ち越しだな。

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