スピードが違う?
テープ編集を繰り返していて気がついたことがある。
TC-K7から中古のデッキへのダビングをしていると音の劣化は仕方ないと考えていたが、なぜかピッチが変わっていることに気づいた。
つまり再生速度は微妙に違うため繰り返すとその差はどんどん大きくなっていた。
また変なことに気がついてしまった。
アジマスの調整はなんとか出来たけど今度はどうすれば良い?
でも、ズレていることは許せない。
測定器があれば、テストテープを再生して同じ周波数になれば良いのだが、測定器はない。
テストテープは簡易型だがTDKから発売されていたので手に入れた。
悩んだ挙げ句に思い付いた方法は。
①まずテストテープの複製を作る。と言っても単にダビングしてもオリジナルと異なる条件のテープになるので、複製を2本用意する。
②同じ条件で作成したテープをデッキAとBで再生する。
③デッキAの音をヘッドフォンのRチャンネル、デッキBの音をLチャンネルから再生する。
ヘッドフォンのRとLを近付けて再生すると、再生周波数の違いから、音に揺らぎ?が発生する。
④この揺らぎが小さくなる(周波数の差が小さくなる)ようにデッキBのサーボモーターのスピードを調整する。
なんとも不安なやり方だが、結果的にはほぼ同じ再生スピードに逢わせることに成功した。
うーん、やれば出来る!