自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

空間オーディオ

Android13の目玉機能・・・Bluetooth LE Audio が搭載されると信じていたが・・・Xperia5Ⅲでは搭載されなかった。Xperia5Ⅳでは搭載されているらしいのだが・・・
設定画面の「開発者向けオプション」には、実は Bluetooth LE Audioのメニューは存在する。Bluetooth LE Audio ハードウェアの無効化 という項目が存在する。
しっかし、無効化が有効でグレーアウトしている。
搭載されているが無効化して変更できないようにグレーアウトしているのか、そもそも搭載されていないから無効でグレーアウトしているのかは定かではないが。


一方、360 Reality Audio は、スマートフォンとして使えるようになった。というのは、WF-1000XM4 が、そもそも対応しているためアプリ側で対応できていた。
実際、WF-1000XM4 購入直後に少しだけ試したことがあった。
しかし、音楽ソースがまだ少なく・・・つまらなくて使わなくなった。
今回、Xperia5Ⅲが対応した上に、360 Upmix という通常のステレオ音源を 360 Reality Audio風?に立体的に聴くことが出来るとのこと。


最近は空間オーディオが複数のストリーミングサイトで使えるようになったとのことで、Amazon Musicで聴いてみた。
どうせなら、知ってる曲が良いだろうと見つけた曲が・・・「恋するカレン/大瀧詠一」
360 Reality Audio と通常のステレオと切りかえて試聴することが出来るようだ。
では早速聴いてみる。まずは通常のステレオにして・・・なるほど。最近のストリーミングはなかなか良い音で聴くことが出来るんだなぁ。条件さえ合えばストリーミングも悪くないかも。
では、同じ曲を360 Reality Audio で聴いてみる・・・空間が確かに広がっている。しかしなんだか違和感を感じてしまう・・・ステレオ音源に慣れてるせいなのか?
「恋するカレン」は元々ステレオ音源だからそれを無理に変換しているのだろうか?
うまく言えないが、サラウンドが流行り始めた頃の「疑似サラウンド」に似ている気がする。他にもいくつか聴いてみた。どうも自分の中で消化できていない。
機械的に音場が作られているようでどうにも馴染めない感じ。
とにかくどう聴いてみても、楽しくない。ワクワクしないのだ。


一旦、リセットする意味も込めて通常のステレオ音源で。
先日購入した「玄武」をDAC経由でバランス接続。Xperia5Ⅲで聴いてみる。


やっぱりこれだよなぁ。音の立ち上がりは気持ちいいし、音場は広がっていない分、各楽器はコンパクトだけど目の前にきっちり並んでいる。
調子に乗ってスピード感のあるドラムを聴いてみる。
チョイスした曲は「BLACK  JOKE/CASIOPEA」だ。もう40年近く前、コピーバンドを学校のスタジオに招いて録音させてもらった。その時に演奏されたのが、ASAYAKEとこのBLACK JOKEだった。流石に神保彰の足元にも及ばないがあの時の感動はまだ覚えている。


これだよな!デジタルで加工された疑似空間よりも演奏者の息づかいまで伝わってきそうなこのワクワク感。


最近流行りの空間オーディオを確認するつもりだったが・・・俺のオーディオの原点は・・・学生の時、夢中でセッティングしてひたすらスタジオと復調を何度も行き来して・・・モニタースピーカーから聴こえる音に一喜一憂した。


当初の目的から全く違う方向に行ってしまったが・・・まあ、それも俺らしくていいか。

×

非ログインユーザーとして返信する