自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

1982年6月30日

空間オーディオを体感するのにライブ音源が良いのでは?そう考えてライブ音源を聴いてみた。
1982年6月30日と言えば、5人のOFF COURSEが10日間の武道館ライブの最終日で昨年、40周年を迎えた。それを記念して初めてCD化された。
ライブの映像は発売されていたが音源のみというのは今回が初めて。


残念ながら実際のコンサートには行くことはできなかったが、もう繰り返し観たそのコンサートビデオを高音質で聴くことができる。
映像がない分、音場の再現は音だけが頼りになるはずだ。ただ、武道館は音響的には問題が多いと聞いたことがある。まあコンサートを中心に考えられた施設ではないからしょうがないことだが。
Xperia5Ⅲのアップデートで追加された「360 Upmix」では、通常のステレオ音源でも立体的・・・つまり空間オーディオとして体感出来るらしい。
まずは、WF-1000XM4で聴いてみる・・・と、ひとつ問題が・・・


ライブアルバムを聴いたのは久しぶりなのだが・・・曲間にわずかに空白がある。
ギャップレス再生を行いたい・・・曲間は折角のライブを損なってしまう・・・
今回は手っ取り早い方法で対応する・・・全曲をつないで1曲にしてしまう方法。
時間があればリッピングからやり直せばいいのだが・・・面倒だし・・・
フリーソフトを探して・・・なかなか目的にたどり着かない・・・いつものことだが・・・
ようやく準備が出来た・・・約97分のファイルが完成した ふぅ。


さてまずは全体的な印象になるが・・・「らしい」体感は、客席の歓声が一番感じられるかも。演奏中より、演奏の合間・・・客席から聴こえる拍手や歓声は様々な方向から聴こえてくる・・・ただ、聴こえ方は違うけどX1060に搭載のDSPと大きな差が感じられない。
・・・思い描いていた音場は降り注ぐようなイメージだったのだが・・・


360 Reality Audio は、事前に左右の耳の写真を元に個人毎にデータを生成するのだが・・・耳の写真が良くない?そう思って取り直してみたがあまり変わらない。
WF-1000XM4は対応機種だし・・・Amazon Musicのソースも試したが・・・
しかし何もしない武道館ライブよりは、ライブらしい雰囲気は体感できた。


ところで他のヘッドフォン・イヤーフォンだと、どうなるのだろう?
いくつか試してみた。ヘッドフォン、イヤーフォン、ワイヤレス・・・。
同じ音源をX1060でも試してみた・・・360 Reality Audio は機能しないが搭載されているDSPのライブポジションを使ってみた。
武道館ライブを何回聴いたことになるのだろう?この作業だけでどのくらい時間を費やしただろうか?


気が付いたらある瞬間の音を一番気にしていることに気が付いた。
あくまで無意識だったのだが・・・それは、コンサートも後半に入り盛り上がって・・・
14曲目「のがすなチャンスを」の後半、大間ジローのドラムソロがあり、会場は盛り上がっていく・・・そして次の曲「Yes-No」に入る直前・・・「オフコース!万歳!」と声が。
そしてフリューゲルホルンで曲が始まる・・・
この「オフコース万歳!」の声がどう聴こえるか・・・そこに注目していた。


その声がどう聴こえるか?という点に注目して聴いてみたわけだが、もちろん演奏が始まってからの音の広がりやバランスはどうなのか?変に強調されて不自然だったり、どこにいるのかわからない・・・


あくまで個人の感想になるが・・・
Xperia5Ⅲでは、ワイヤレスだとVictor HA-FX100Tが一番自然に聴こえた。音域のバランスも崩れることはなく、自然な広がりを聴かせてくれた。
尚、有線だとIE80Sが、一番良かった。こちらもバランス良く広がりも自然だった。
一方、WALKMAN X1060では、有線のみ確認してみたが、ヘッドフォン MDR-NC200D が一番良かった。一言で片づけると・・・相性ということなのだろうが、WF-1000XM4がバランス悪いのは、Bluetoothの件もあるのでやはりバージョンアップを待ってみるしかなさそうだ。バッテリー消費の改善で、12月に更新されているのだが・・・気のせいかそれ以降不調になった気がしてならない。


武道館ライブを耳で堪能したが・・・今度は映像で堪能してみるか・・・そのうち。

×

非ログインユーザーとして返信する