冬場に困ること
我が故郷は自慢じゃないが冬は寒い。
今は温暖化の影響もあって昔ほどではないが。
当時は氷点下は当たり前で、寒いときは-10℃以下になることも普通にあった。
こんな寒いときの音楽鑑賞は大変である。
まず、手が悴んでうまく動かない。
例えば、レコードに針を落とすときにうまくいかない。カセットテープもしっかり掴めなくて落としそうになる。
一方、機器のコンディションも良くない。
スピーカーのエッジが固くなって音がおかしい。
レコード再生は色々なダンパー類が固くなって針飛びしやすい。
チューナーも周波数ドリフトが発生。暖まってくるとズレてくる。
結局、音楽を聴くために部屋を暖め、体を暖め・・・30分から1時間はエージングの時間となる。
何か対策はないか調べたところ、レコード再生には針圧を+1gがいいとのこと。
例として、カートリッジの上に1円玉を乗せる方法が載っていた。
「なるほどね!1円玉は1gだからちょうど良いんだ!」
1g追加すると確かに針飛びは無くなって良い感じ。
しかし、指の動きがいまいちなのを忘れていた。
1円玉を弾いてしまいレコード盤の上に。
慌てて取ろうとターンテーブルが回っているのに手を出してしまった。
うまく掴めなくて・・・ガリッと。
幸い傷は浅かったので、大きな被害じゃなかったが。
今はレコード聴かないからそんなことは起きないけどね。