メタルテープって?
1970年代後半から1980年代前半は、オーディオ業界には色々なことが起きた。
特にカセットテープに関しては、メタルテープの登場や倍速スピード、蒸着テープなども登場した。
メタルテープはデッキにメタルポジションがないと使えなかった。新しい技術なので仕方ないのだが。
しかし、なぜか気になるのでとりあえず買ってみることに。
当然のことだが、TC-K7で試してみると録音は出来るのだが、音は酷いもの。調べるとイコライザーはクロームポジションでも行けそうだが、バイアス電流がもっと必要なことがわかった。
TC-K7のカバーを外す。基板を見てみると、フロントパネルのバイアスロン切換レバーのスイッチからメイン基板にリード線がのびている。
基板に印刷されている文字を見てみると、BIASという文字とCRという文字が見つかってその近くに半固定抵抗がある。
・・・おそらくこれだな?
元に戻せるようにマジックインキでマーキングした。少しずつ半固定抵抗を回して録音してみる。
・・・こうなるとカット&トライだな?
45℃くらい回したところで、聴いた感じでは術うに録音できるようになった。もちろん再生は問題ない。
流石だな!もしかしたらメタルテープに対応できるように設計してあったのか?
しばらく使ってみて問題なければ常用ということで、しばらくはそのまま使っていた。
にしても、10万円もするデッキにこんなことして大丈夫なのか?