自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

カーペンターズ

TRN XuanWu をバランス接続でUSB DAC経由・・・iBasso Audio DC01でXperia5Ⅲに接続。この組み合わせで女性ボーカルを聴くとどうだろう?
八神純子や松田聖子と思ったが・・・久しぶりにカレンの声でも聴いてみようか?
「Gold Carpenters Greatest Hit」のベストアルバムが唯一所有しているカーペンターズのアルバムになる。


1曲目の「Yesterday Once More」は自分が初めてカーペンターズを知った曲になる。
中学一年生の英語の授業で先生から聞くように勧められた。理由は音楽的なことではなく、英語の発音がキレイだから英語のヒヤリングにお勧めと言われた。
そして友人宅にカーペンターズのレコードがあると聞き学校帰りに聴かせてもらった。
当時、どれがキレイな発音か全くわからなかった。が、カーペンターズの良さはわかった気がした。


数年後、テレビの地方局の番組で「Please Mr Postman」のPVを観た。
ノリの良いポップなリズムで・・・今まで感じていた印象が変わった瞬間だったと思う。
「SuperStar」に代表されるスローで少しマイナーイメージが強かったのだが。


そして、1983年の2月・・・カレンが他界した。32歳という若さで。
拒食症とか過食症という病気をその時初めて知った。


さて本題。古いレコーディングのはずだが、意外にもその音はクリアーで定位も良くカレンのボーカルを上質に聴かせてくれている。
「Please Mr.Postman」のオープニングのドラムは・・・頭の中いっぱいにタムがまわる印象。少しやりすぎ?とも思うがこれはこれでありなんだろう。
各楽器の定位は意外と明確で気持ちがいい。
「Ticket To Ride」はThe Beatles のカバーになるが・・・自分はカレンの方が好きだ。
イントロで左から聴こえてくるピアノは兄・リチャードだろうか。途中までピアノとカレンのボーカルが静かに流れてくる・・・すごく心地良い・・・


実はかなり後になって知ったことがあるのだが・・・カレンは元々歌うドラマーだったという事。初期のアルバムではカレンがドラムを叩いていることがわかる。
「Please Mr.Postman」もカレンがドラムを叩いているらしい・・・そうするとオープニングにドラムがフューチャーされていることも納得できる。
・・・そんな内容を知って記憶のどこかにカレンがドラムを叩いている映像が・・・


今年、カレンが亡くなって40年という節目の年。
カレンに限らず他界しても尚、我々に素晴らしい音楽を聴かせてくれる。


あらためて感謝しかない。

×

非ログインユーザーとして返信する