自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

100円均一

先日、外出した際、自転車のライトを破損させてしまった。
最近色々と交通ルールについて厳しくなってきたこともあって、暗くなる前に近くの100均でライトを購入することにした。


ついでにスマートフォン関連のコーナーに立ち寄ると・・・300円のイヤーフォンがいくつか並んでいた・・・以前、なかなか良い音がするとどこかで読んだ記憶があった。
その場でググってみた。どうやら色によって音色に特徴があるとか。


このところ寝つきが悪く、寝る前に動画・音楽を聴くことが増えた。
しかし・・・寝ながら聴くには高価なイヤーフォンでは抵抗がある。万が一、破損でもさせたら目も当てられない・・・などと理由を探して一つ買ってみることにした。


イチ押しは「ブルー」らしい。探してみるとそれはあった。形状もパッケージデザインも一致。これで間違いはなさそうだ。


自転車のライトを買うつもりが、またまた余計な買い物をしてしまったが正当な理由があるからと、自分を納得させていた。


さて問題のイヤーフォン。まずはスマートフォンに繫いでみる。
・・・どうせボワーンとした中抜けでこもった音しか出ないんじゃないか?


ところが・・・これは参った。最初に聴いた音でこの予想はあっさり裏切られた。
イケる!そんな印象に変わった。


音そのものはざらつきを感じるが想像以上に音のバランスは良い。
最近聞いている中華製に比べると低音がさみしい。しかしDolby Sound をONにして少しイコライザーで補正すると・・・ざらつきはあるものの十分実用的になりそうだ。


もっと安易に考えていた・・・寝ていて仮に引きちぎってしまっても所詮、300円。
そう考えていたのに・・・ここまで鳴ってくれると雑に扱うなんてできない。
と、想定外の状況に困惑。


こうなると粗探しが始まってしまう。俺は天邪鬼なのかも。
・・・さすがに八神純子のハイトーンボイスを鳴らしてみればその実力は・・・


PCに繋ぎ直す。今度はUSB DAC経由で・・・粗探し。
ところが、これが意外なほど鳴ってくれている。さすがにじっくり聞き込むには不安があるが、普通に音楽鑑賞には・・・十分と思える。


還暦を過ぎて聴力も低下して・・・優劣をつけることもできなくなった・・・
正直・・・自分の耳に、自分のこれまでの経験を全否定するような状況かもしれない。
次に松田聖子。いつものサ行もノイジーにならず合格点。
その他、CASIOPEAもNATIVE SONも・・・普通に聴けてしまう。


もちろんWF-1000MX4などと比較すればその差はあるのだが・・・
単純比較すると・・・WF-1000MX4の発売当時の価格は33,000円だったと思う。
そしてこの100均イヤーフォン。300円。


その価格差は・・・110倍もある。


布団の中で使おうと思って買ったイヤーフォン。
結局、布団の中では・・・使えそうもない。

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