埼玉でFM東京って入る?
学生時代は埼玉県草加市に下宿していた。
下宿先の御主人はオープンデッキを所有しており、下宿している間は自由に使って良いよと貸してくれた。
上京した時に今まで使っていたステレオは実家にそのまま置いてきたため、上京先で一から揃えることに。
カセットテープのライブラリだけは持ってきたのだが。中古でも良いからと、秋葉原を歩きまわって、とりあえず、カセットデッキとチューナーだけは手に入れた。
借りたオープンデッキと中古のカセットデッキ、そしてチューナーだけ。アンプもスピーカーもないので音はヘッドホンで聴くだけ。
あいかわらず、レコパルは買っていたのだが、番組欄にあるFM東京はフィーダーアンテナでは安定した受信は出来なかった。お世辞にもエアチェックできるレベルとは言えない。頼みのNHK-FMもノイジーな状態。
ここで役に立ったのが、高校時代に買った専門書だった。
そもそもアンテナの構造は、先端から順に、導波部、給電部、反射部となっていて、導波部の本数で素子数が決まる。導波部1ならば、給電部と反射部で都合3つとなって3素子となる。またそれぞれの長さは受信する電波の波長で決まる。
以上を踏まえ、借りている部屋・・・一戸建ての2階になるのだが、この部屋の床にフィーダー線で再現してみる。つまり床板とカーペットの間にフィーダー線の簡易アンテナを作ろうと言うわけだ。
ただ、この簡易アンテナは方向を簡単に変えられないので予め向きを確認する必要がある。
近所のアンテナの向きを参考に・・・たぶん東京タワーに向ければ良いのかな?
80MHzをターゲットに各フィーダーの長さを決めて床に借り止め。なんとか満足できるレベルであることを確認してカーペットを戻して完了。
部屋の大きさの関係で3素子が限界だったが、まあまあの結果となった。
これでFM東京とNHK-FMのエアチェックが出来るようになった。