自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

アパートの六畳に

俺には弟がいる。5歳離れている。
弟が高校3年生の時だから、俺は22歳の時の話。
弟は高校卒業後、進学か就職か悩んでいた。そんな時、気になる会社があるからと夏休みに
上京してきた。
当時、俺は少しだけアパートをアップデートして、四畳半一間から六畳+キッチンに引っ越ししていた。四畳半の時はトイレは共用だったが、六畳には風呂はなかったがトイレはついていた。


二泊三日程度の短期間だったが、弟は会社へ行けたので満足して帰っていった。
少しして母親に電話した時のこと。弟は俺のアパートのことを「六畳に車が止まっている」と言ったらしい。


当時の六畳には、正面に14インチのカラーテレビが置いてあって、その両サイドにはブックシェルフ程度の小型スピーカー。そして左側の壁側に大小二つのオーディオラックが置いてあった。右側の小型のラックには、下段にレコード、ビデオテープ(8mm、ベータ、VHS)、カセットテープを並べ、上段にはレコードプレーヤーを置いていた。
左側の大型のラックは左右2列になっていて、右側に上から、プリメインアンプ、AVセレクター、FM/AMステレオチューナー、VHSデッキ。左側にはカセットデッキが2台。その下にHi8ビデオデッキ、ベータHiFiデッキ。CDプレーヤーはなかったが、その代わりに大きすぎてラックに入らなかった、MDPプレーヤー(CD/CDV/LD対応)が置いてあった。


弟はそのオーディオ機器を見て、総額の話をしたらしい。
計算したことはなっかったが、確かにこれだけの機器を目にしたらそう思ったのも仕方がないか。


今、マンションのリビングには・・・見えるところに俺のオーディオ機材は見当たらない。
手狭なマンションに俺の場所は見当たらない。書斎に使えばと言われた納戸も今は完全に物置。リビングの片隅にパソコンデスクはあるものの、デスクトップPCとモニター、ノートPCに完全に占領されている。


俺のオーディオライフは???

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