WALKMAN X1060
はじめて音楽を外に持ち出した時、外で音楽を聴くことに喜びを感じた。
そして、新たに手に入れたWALKMAN X1060。
この音質を外に持ち出せるんだ!
こんなに小さなボディで、これだけの音を聴かせてくれるんだ!
小さなWALKMANは、あらためてその感動を与えてくれた!
しかしデジタルによって得られたものと同時に失ったものがあるような気がしてならなかったのだが。
カセットテープのヒスノイズは聞こえない。
レコードのスクラッチノイズもない。
これをピュアオーディオと呼ぶのだろうか?
そんな贅沢な不満を感じながらも 、X1060をポケットに新しい通勤時間が始まった。
電車に乗り空いてる席に座る。そしておもむろにバックからWALKMANと付属のイヤフォンを取り出す。
イヤフォンを耳に装着。X1060のジャックにイヤフォンを差す。聴きたい曲を探しプレイボタンを押す。ノイズキャンセリングが周りの騒音を消してくれる。そして、プレイボタンを押すと・・・
こんな簡単なことで音楽に没入できる。素晴らしい。
音楽を聴きながら、もしかしたらもっと音質が良くなる方法があるのでは?
ストップボタンを押して音楽を止める。
バックの中から、MDR-EX90SLを取り出した。
X1060には、まだ使ったことがなかった。ノイズキャンセリングは付属イヤフォンでしか機能しないため、ノイズが消えること=高音質と考えていた。
しかし、その考えは音が出たとたん、間違えであるとわかった。
明らかにクリアーな高音。伸びが全く違う。
人間の耳とは不思議なものだ。音楽に没入するとノイズが気にならなくなる。ノイズキャンセリングは不要なのか?
聴こえてくる情報量が明らかに多い。ただ、音量が少し小さく感じる。ボリュームを少し上げた。
繊細な高音域を聴かせてくれるが、効率は悪いのかもしれない。
そうなると、コーデックやビットレートを変えることで更なる高音質にたどり着けるかもしれない。
オーディオは奥が深い・・・だからやめられない!