自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

レコードからCDへ

何の脈略もなく話は遡る。
CDが発売され始めた頃・・・そろそろ、CDなのかな?
CD自体の発売は1982年らしいのだが、この頃はまだまだ、レコードを聴いていた。
というか、82年は洋楽にどっぷりの時代。秋葉原にカットアウト盤を探しに行っていた。


しかし、WALMANならぬ、DISCMANが発売されると、気持ちが動き始めた。
初代DISCMANが発売されたのが1984年だったと思うが、CDケース4枚分のサイズだった。
実は、SONYはこの「〇〇いくつ分」というのにこだわりがあるようだ。
例えば、最初に発売された初代ハンディカムは、録画専用だったが、ベータビデオテープ2本分だったし、WALKMANでもカセットッケース1つ分(突起物除く)だった。
このDISCMANの型式は、D-50と、カセット・デンスケ D5Mを連想させるものだった。


しかし、どうもあの角ばったデザインが気に入らなくて、購入には至らなかった。
そして、どうにも触手が止まらない「Pocket Discman D-88」が発売された。1988年頃だったかな?今度は、CDケースではなく、CDシングルと同じサイズ。
CDシングルが直径8cmだから、本体もその大きさ。なのに、12cmCDが再生できる。
12cmCDを聴くときは、背面にあるスライドを操作してセンタースピンドルを外側へずらす。さらに、上蓋のカバーを回転?させると、本体からCDがはみ出した状態で演奏できる。常人ならば考えないようなことを考え、商品化してしまった。


ということで、開発者に敬意を称して購入してしまった。
こうして、CD再生環境は始まった。その後、MDP(マルチ・ディスク・プレーヤー)を購入するまでは、このかわいい相棒がメインのCDプレーヤーとなった。
といっても、ボーナスが出てすぐにMDP-801を購入してしまったので、メインの期間は短かったのだが。
MDPを買ったものの、CDよりはレンタル・レーザーディスクを観る方が時間的には長くて
、やはり音楽のメインソースはレコードとカセットがしばらくは中心だった。


機器の購入経緯から考えても、自分にとってCDはあまり歓迎していなかったのかもしれない。

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