自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

こんな暑い日は

雪国育ちのせいか、太っているせいか、暑さにはめっぽう弱い。猛暑・・・もう数年、夏は暑くて耐えられない。エアコンなしの生活などあり得なくなっている。


今住んでいるマンションは、玄関と通路の間にわずかだがポーチなるものがある。今そのポーチに廃棄しようと2台のデスクトップPCが置いてある。

そのPCがちょうど良い腰掛けになっている。幸いポーチは北側cs直射日光が当たらず日陰となる。


昼過ぎにそこでタバコを吸っていたとき、ちょうど大きな入道雲が見えた。夕方になると、少しだけ風が吹いてきて・・・暑いのだが心地いい。


おじさん世代は、夏に聴きたい曲は・・・チューブ、サザン・・・LPのジャケットからイメージすると・・・山下達郎「FOR YOU」


先日手に入れたAZ09 Proに、玄武(TRN XuanWu)を付けて青空と入道雲・・・そのコントラストに少し感動しながら、SPARKLEから聴き始めた。

さすがに暑いから汗ばむのだが、時折吹き抜ける風、そして心地よいリズムが暑さを忘れさせてくれる。


先日リリースされた山下達郎の新譜はまだ持っていないので、YouTubeでPVを聴いてみる。

最近、ジャニーズの件で色々と言われているようだが・・・

映像はある男女の過去と現在を・・・そして楽曲は、やっぱり達郎サウンド。


しかし・・・やはり暑い。どうやら1時間程度が限界か。エアコンにあたらない健康的な暮らし方を見つけられたかも。

次は、高中正義、杉山清貴・・・夏を感じる曲をチョイスしておこう。

ヒーターのみ

注文していた真空管アンプが届いた。

PCが小型なのでサイズ的には並べて置くと意外とシックリ収まる感じ。

早速、接続して音を出してみる。


アンプ自体は、プリアンプ・ヘッドフォンアンプなので出力はLINE/PHONE OUTのみ。入力もAUX INのみとシンプル。

電源を入れると、真空管の下部を淡い紫色の照明に照らされしばらくすると真空管のヒーターがほんのりオレンジ色に。


音は意外とクリアーな感じで、ホワイトノイズも少ないが気になるレベルではない。まあ3千円台半ばを考えたら優秀かもしれない。

しかし、ちょっと想像していた真空管サウンドという感じではない。柔らかいサウンドを期待していたのだが・・・球の音と言うよりやはり石の音だ。


実は入荷前に調べてみたのだが・・・この製品、怪しい点があるらしい。


本体はアルミ製で前後のパネルはネジで止めてあるだけ。中を見てみようとパネルを外してみた。

ビス4本とボリュームノブを外すと簡単に開けることができた。真空管を外すと基板を引き出すことができた。中の基板は1枚のみ。パターン面を見てみる。


基板の中心に真空管ソケットがある。パターンを見てみると・・・回路的に使用されているピンは2本のみ。どうやらヒーターのみが配線されている・・・どういうこと?


怪しい点・・・それは真空管はダミーかもしれないと言う点。そして基板を確認してそれが事実であることが確認できた・・・ショック!


しかし・・・不思議とそんなに騙された気はしていない。3,500円で真空管風のヘッドフォンアンプを買った・・・なぜかいい夢見させてもらった気分だ。

本当は悔しいはずなのに。


・・・開けて確認しなければ、騙されたまま済んだはずなのに。


音自体は特に不満はないし、真空管は「らしさ」を演出する照明だと思えば・・・なぜか頭に来ない。


でも、次はもっと冷静に品定めをしないとな。

真空管アンプ?

たまたま見つけたアンプ・・・「6N3 Mini HiFi ヘッドフォンアンプ」
何気なく見つけたのだが・・・Amazonで値段を見て・・・少し動揺した。
・・・¥3,588。一桁間違っていない?


そもそもこの話は納戸の整理から始まる。納戸の普段見ない・使わないところにスピーヵーを見つけた。当時のPC用・・・まだSONYだったころのVAIO用のスピーカー。
VAIO VGP-SP100という型式。自分で買ったものではない。友人からもらったもの。
正確には子供のバレエの発表会のビデオ映像を編集してDVDにした時のお礼として頂いた。
せっかくもらったのだが置き場に困り、数回聴いただけで納戸の奥に。
デスクトップ・オーディオに目覚めた今なら、もしかして使えるかも?


このVGA-SP100は、USB1本で音声信号と電源が接続できるため煩雑にならないメリットがある。しかし、本格に使うのであれば別途ACアダプタと音声ケーブルの接続が良いだろうとアダプタを探し始めた・・・どういう経緯でたどり着いたか不明だが・・・冒頭の真空管アンプにたどり着いた。


PCラックを片付けてスピーカーを置けるようにレイアウトを考えながら・・・頭から真空管アンプが離れない。
しかし・・・中国製でヘッドフォン・アンプとはいえ・・・¥3,588はあり得ない。
いや・・・怪しい・・・でも気になる。
Amazonでレビューを見たが・・・普通に使えるようだ・・・


VGA-SP100の設置が終わった。PCにUSBケーブルを接続した。何の問題もなく音が出る。
レイアウトを変更して液晶モニターの背面側に設置したのでスッキリ感は変わらない。
音を聴いてみたが・・・頭の中は真空管アンプを接続することに心奪われたようで、音が頭に入ってこない。


念のため、他の真空管アンプも見てみたが・・・普通に1万円にに近い感じ。
オーディオを始めたころから真空管の音には一度触れてみたい・・・そう思ってきた。
意図せず真空管アンプに巡り合った?のも何かの縁と・・・注文してしまった。
中国からの発送だから、しばらくかかりそうかな?


真空管の入門・・・今更感は多大にあるがまあそれも俺らしいと納得させてしまった。
1週間か10日・・・遅くとも2週間くらいで真空管サウンドを堪能できる・・・といいな。