自称オーディオファンの備忘録

オーディオが好きなおっさんのいろいろな話

音楽環境

母親の兄は、地元では多少名の知れた人でフラメンコのギターを弾いていた。

父親と母親は見よう見まねで、三味線を時々弾いていた。

従兄弟が二人いたが、10歳離れた従兄弟は高校生の時、独学でピアノを始めた。

5歳年上の従兄弟は井上陽水のコピーをしていた。


そして俺は、その5歳年上の従兄弟からもらったガットギターを練習していたが、コードをうまく押さえられなくて・・・


母親の姉はさだまさしとアリスのファン。お祖母ちゃんはその影響か、陽水とさだまさしが好きだった。


全く音楽に縁がない環境ではなかったが、当時の親戚にステレオが置いてある家はなかった。

我が家と同じように、ラジカセかポータブルプレーヤーがせいぜいだった。


当然、「オーディオ」などと言う言葉は全く知らなかった。

ステレオ装置

中学になると友達も増えた。その中に学校に近かったり帰り道の途中に家がある友達がいた。
帰りに寄ったりして遊ぶことが増えてきた。
その中の一人の家に寄ったとき、リビングにステレオが置いてあった。


「スゲーな、ステレオか!ねえ、なんかかけてよ?」
「いいけど・・・俺は聞かないから親父のレコードしかないよ?」
「なんでもいいよ。なんでもいいから聞いてみたい。」


生まれて初めて、ステレオで音楽を聴いた。
クラシックだった。曲はどこかで聴いたことがある曲・・・としかわからなかったが、インパクトは凄かったことを覚えている。


当時、レコードプレーヤーは家にあった。しかし、ポータブル式のモノラル。
だから、こんな大掛かりなステレオ装置を見ることも初めてだった。
友達の家のリビングに置いてあった、セパレート・ステレオ。
まあ、今見れば骨董品レベルなのだろうが。


スピーカーが二つ。そして目の前に広がる音場。
スピーカーがひとつのモノラルラジカセやレコードプレーヤーでは決して味わえない低音の響き。


・・・ステレオが欲しい・・・

カバンにジャストサイズ

中学に進学すると片道徒歩で30分くらいの道のり。

そして肩にかける指定のスクールカバン。

クラスでお楽しみ会を行うことになった。音楽を流すのに誰かラジカセを持ってこれないかと。

友達の中では小型のラジカセを持ってる俺が学校へ持っていくことに。

・・・どうやって持っていこう?変なこと引き受けてしまったな。。。

で、ふとスクールカバンが目に止まった。

横幅、高さ、奥行きがなんとピッタリフィット。


手提げカバンに教科書・ノートを入れて、1900はスクールカバンの中に。


結局、なんの用事がないときにも1900がお供することがあった。


もちろん、ぶつけたり落としたりしないように大切に持っていったには言うまでもない